【相場流株技術用語】A局面・B局面・C局面とは?

【相場流株技術用語】A局面・B局面・C局面とは?

当サイトの監修者である相場先生の株用語で「A局面・B局面・C局面」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

相場先生の講義や書籍などでは、既におなじみかと思います。

相場先生の講義を受けたことがない方などは、

  • A局面ってどんな局面?
  • 局面ってそもそも何?
  • 利益を狙いやすい局面はあるのか

など、疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、相場先生の講義の中でもよく出てくるA局面・B局面・C局面について、それぞれ解説していきます。

この記事でわかること

  • A局面・B局面・C局面とは
  • 局面を捉える方法
  • 株初心者が手を出さない方がいい局面

【株技術】プロトレーダー直伝!移動平均線を使いこなそう

目次

A局面・B局面・C局面とは

A局面・B局面・C局面とは、株価チャートにおける株価の動きの流れを示したものです。

上図を見ていただくと分かる通り、株価の下落が続いている場面をA局面、横ばいで株価の動きが一定の範囲内で動いている状態をB局面、上昇していく場面をC局面と定義しています。

株価の動きは、基本的にこのA・B・Cの動きを繰り返します。

下落して株価が底を打って、一定期間横ばいになり、その後上昇の流れに繋がって天井までいき、その後横ばいになるか下落をするかという動きを繰り返しながら株価チャートは形成されていくのです。

株価が好調に上がっている銘柄でも、ひたすら上がり続けるという銘柄はありません。

なぜなら、利益確定の売りが出されたり、そろそろ株価が下落するだろうと考えたトレーダーが売り注文を出すなどの動きにより、株価が下落していくからです。

様々な思惑が交差しながら、株価は上下していくのです。

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局面を捉える方法

局面を捉えるには、移動平均線の動きを見てみるとわかりやすいでしょう。

先程の図の中で、赤色と緑色の線が移動平均線です。

移動平均線の動きを見ていただくと、A局面は下向き、B局面では一定の幅で上下動、C局面は上向きになっていることがおわかりいただけるかと思います。

このとき、前のローソク足の高値や安値といったラインを超えるとその後の株価の動きに勢いがつく可能性が高くなります。

これは、多くの投資家がその線の付近に損切や利確の設定をしていたり、勢いがついたと判断した投資家が局面に合わせたエントリーをしたために動きが加速しやすくなるためです。

必ずしもその後勢いが続くとは限らないので、他の相場先生の売買シグナルや、株の技術を駆使しながらトレードをしていく必要があります。

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利益を狙いやすい局面はあるのか

では、局面の中で利益を狙いやすい場面はどういった場面でしょうか。

株初心者の方であれば、A局面とC局面に絞ってトレードをすることをおすすめします。

B局面でもやり方次第では利益を狙うこともできますが、方向性がしっかりとしているA局面やC局面の方が、株式投資初心者の方でも安定的に利益を狙いやすい局面であると言えるでしょう。

相場式売買シグナルの下半身などのような売買シグナルでエントリーのタイミングを見計らいながら、局面を見誤らないようにしましょう。

局面の中でも、タイミングを間違えてエントリーしてしまうと大損に繋がる可能性もあります。

例えば「上昇局面の終わりの場面でエントリーしてしまい、その後大幅に株価が下落して大損」などということがないように、株の技術をしっかりと身に付けることが必要です。

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まとめ

  • A局面は下落、B局面は横ばい、C局面は上昇の場面
  • 局面を捉えるには移動平均線の傾きを見てみる
  • 株初心者の方はB局面には手を出さないようにする

いかがでしょうか。

A・B・Cのそれぞれの局面について解説してきました。

相場先生の講義の中でもよく出てくる言葉なので、しっかりと覚えておきましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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